ボンテージテープ – 縄とは味わいの違う緊縛プレイ
緊縛プレイといえば縄や手錠が基本ですが、ボンテージテープを使った緊縛プレイも奥深い楽しさは有ります。
数あるSMプレイのカテゴリではマイナーな印象になりがちですが、今回はボンテージテープについて、活用法や楽しみ方を見ていきましょう。
ボンテージテープとは?
一般的な粘着テープとは異なり、肌に直接貼り付ける事をせずにテープ同士が絡み合って固定される性質を持つのがボンテージテープ。
この特性により、肌を傷つけることなく、安全にボンテージプレイを楽しむことができます。
通常はPVC(ポリ塩化ビニル)素材で作られており、安価で作れて耐火や耐電にも優れている点や、肌に優しくアレルギーも引き起こしづらい点から、さまざまな分野で活用されています。
ボンテージテープの商品特徴
一般的に売られているボンテージテープのスペックについて。
先述の通り、テープの片面に粘着剤が付いているタイプとは違うので、肌に直接使っても影響がなく髪の毛にもくっ付かないので安心して使える点が大きな特徴です。
肌に優しい分、手首や足首の拘束、目隠し、口枷など、様々な用途に使える多機能な所も優秀。
色やデザインも豊富で、初心者から経験者まで幅広く愛用されています。
触感:主にPVCで作られており、伸縮性があり、柔らかく触り心地も良い。
サイズ:幅は約5センチメートル、長さは約10メートルが一般的。
色:PVCが着色性の強い素材であることから、鮮やかなデザインもある。
粘着性:肌に粘着しないため、剥がす際に痛みがなく、肌トラブルが少ない。
なぜテープのようにくっつくのか?
ボンテージテープに使われているPVC(ポリ塩化ビニル)が、粘着剤を使っていないのに何故お互いくっつくのかを見ていきましょう。
自己粘着性
PVC素材は柔軟性と耐久性がある一方で、適度な粘着性と摩擦係数を持つためテープ同士が簡単に絡み合う性質があります。
自己粘着性はこのようなPVCテープが他の表面に貼り付かずにテープ同士がくっつく能力の事。
次のような要素によって実現されています。
表面エネルギー:PVC素材の表面は比較的低い表面エネルギーを持っています。このため、他の物質(特に皮膚など)に強く粘着しにくいのですが、同じ素材(PVC)同士では適度な粘着力を発揮します。
摩擦係数:PVCテープの表面には適度な摩擦があり、これがテープ同士を接触させた際に、スリップを防ぎ、しっかりと固定されるようになります。
静電気:PVCは静電気を帯びやすい素材であり、テープ同士を近づけると、静電気による微弱な引力が働き、テープを互いに引き寄せる効果もあります。
またボンテージテープには、圧力に敏感な接着剤(Pressure-sensitive adhesive, PSA)の原理を応用しています。
圧力をかけることでテープ同士の表面が密着し、摩擦と静電気によって固定されます。
これにより、強力に接着されるわけではありませんが、SMプレイや装飾などの用途には十分な固定力を提供します。
SMプレイでの用途
縄やロープのように縛らなくても、テープの両面さえ密着させれば、剥がさない限りは横に引っ張る力には脅威の密着力を出します。
このため、長さが無くてもしっかり緊縛する事がで出来、縄のように縛り方にテクニックが必要になる事も無く初心者でも安全です。
SMプレイでの主な用途
拘束:手首や足首を縛る、体全体を巻くなど、さまざまな拘束に使用できます。
アイブラインド:目隠しとして使用することで、視覚を遮断し、感覚を鋭敏にします。
口枷:口に巻きつけることで、声を出すことを制限します。
装飾:身体に装飾的に巻きつけることで、視覚的な興奮を高めます。
安全な使用方法
事前確認:肌にアレルギーや傷がないことを確認します。
適度な締め付け:血行を妨げないよう、適度な締め付けに留めます。
定期的な確認:長時間の使用は避け、定期的に状態を確認します。
コミュニケーション:使用中は相手とのコミュニケーションを密にし、無理なく楽しむことを心掛けます。
意外な使い方
ファッションアイテム:コスプレやクラブイベントでのファッションアイテムとしても利用されています。
応急処置:柔らかくて伸縮性があるため、応急処置での固定や包帯代わりにも使えます。
スポーツ:スポーツ用品として、テーピングや固定に使用されることもあります。
初心者にもオススメの緊縛プレイに
ボンテージテープは、SMプレイをより安全かつ楽しくするためのアイテムとして、多くの人々に愛用されています。
その多用途性と使いやすさから初心者にはオススメですが、縄やロープでの緊縛同様、安全面への配慮は怠らずに楽しくプレイに活用しましょう。
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