【SM調教小説】女装M男奴隷は、女王様専用の人間便器
股間を叩かれただけで射精する。
背後からアナルをまさぐられただけでメスイキ。
しかも、中年で冴えない男なのにここまで楽しいSMライフを送れるのもSMというジャンルだからこそ実現できるのかもしれません。
容姿端麗な女王様のなかには、中年や容姿が小汚いM男性を調教するほうが楽しいと考えている人がいるといっても過言ではありません。
今回は、そんな中年M男性と女王様とのアブノーマルな日常の一部をお届けします。
「美園(みその)様、お待ちしておりました。嗚呼、今宵のお召し物もあまりにお似合いです。そのような美しい型のワンピースを着こなせるのは、スタイルの良い美園様だけです。それに、巻いたヘアスタイルもお綺麗で……」
「行くわよ、さあ早く」
早口で喋るノビ太を遮り、雑居ビルの地下にある、この辺りで一番安いレンタルルームの受付をノビ太に済まさせ、薄汚く狭い部屋へ入る。
ノビ太に会うときは大抵、ここのレンタルルームを使う。
それは、ノビ太が、繁華街の隅にある最底ランクのゴミ捨て場のような部屋がお似合いの、底辺奴隷だからだ。
ごくり。
部屋に入ると、まだ季節は春だというのになぜか汗ばんでいるノビ太が、カバンから取り出したペットボトルのお茶を飲んだ。
私はゆっくりとノビ太の前に座り、じっと目を見て言う。
「お前、今、自分が何をしたか、わかっているの?」
「あ、え、ええと」
薄くなりかけたノビ太の額に、さらに汗がにじみ出す。
「私がいるとき、お前が口にしていいのは、私の聖水だけ。何回言ったらわかるのよ。覚えが悪すぎるわ」
「申し訳、ございません!」
土下座をする勢いで謝るノビ太の足をヒールで小突きながら、今日の本題に入る。
「言っておいた約束は、ちゃんと守ってきたわよね?」
「はい、もちろんでございます」
「それなら、早く脱いで見せなさい。愚鈍な奴隷は大嫌いよ」
普段はスーツ姿でかしこまっている、お堅い企業の取締役という立場の奴隷は、急いでジャケットとワイシャツ、ズボンを脱いだ。
すると、特徴のない中年の普通体型の裸体に、ピンク色のサテン生地に白いフリルがびっしりあしらわれたブラジャーとパンティを身に着けた男が現れた。