本格SMプレイ「鞭打ち」の楽しみ方と注意点
本格SMプレイの1つ「鞭打ち」。SM調教といったら外せないプレイのひとつです。
そんな鞭打ちの楽しみ方と注意点を中心に、ハード調教でありながら人気があるこのプレイについて解説していきます。
鞭打ちとは
叩くことをまとめてスパンキングという人もいますが、鞭打ちとスパンキングは厳密には少し違います。
手や平たいものでお尻を叩くことをスパンキング。鞭で打つことをウィッピングといいます。
今でも刑罰や拷問の手段として鞭打ちがある国もありますが、昔はどこの国でも鞭打ちの刑はありました。もちろんその時は性の快楽としての鞭打ちではないため容赦なく行われていました。肉や骨が砕けるといったこともあり、中には外傷性ショック死に至るケースもありました。
鞭を打つ場所もSMの世界ではお尻を中心とした肉の厚い場所ですが、刑罰や拷問では体の至るところを打つものでした。現在では刑罰だとしても鞭打ちで死亡させたり後遺症が残るなど重傷を推させることは禁止となっています。
鞭打ちとスパンキング
よく叩くこと全てをまとめてスパンキングとする傾向が強いですね。またハッキリとこうだと決まったものではなく曖昧な部分も多いですがここでは鞭打ちとスパンキングは別物としています。
簡単な説明として、
・鞭打ちとは、その名の通り鞭を使って相手の体を叩きます。
・スパンキングとは鞭を含む手や道具を使ってお尻を叩きます。
叩く行為は同じですが鞭打ちとスパンキングはちょっと違うんですね。
道具も違っていて、鞭打ちは皆さんが想像する通りの鞭です。
革などの丈夫な素材を長いひも状にしたものでSMで言うところの1本鞭で対象を叩きます。
一方スパンキングはお尻を叩くことを指しますので、お仕置きと称して手で叩くこともあればスパンキングラケットのような平たいもので叩いたり、乗馬鞭のようにお尻を叩く専用の道具で叩きます。
スパンキングは大きな音を出して叩いている感じを楽しんだり四つん這いやそれに近い姿勢で相手をひれ伏しているような背徳感を味わえるので人気のプレイです。
一方鞭打ちはもっと痛みを重視としたハードな調教です。
鞭を上手に使いこなせなければ対象に大きな怪我や消えない痕として残る場合もあります。
鞭の種類
SM鞭の基本道具はバラ鞭、乗馬鞭、一本鞭などが一般的ですが決まりはなく打てるものであればどんなものでも大丈夫といったところです。
しかしお尻を叩くほどに体全部分に使える道具と考えるとやはり使い勝手のいいバラ鞭や一本鞭に落ち着きます。
中にはベルトを使うという方も見えますが、使いにくいです。
持ちにくく振るいにくいのであまり向いていません。
練習してコツを掴めばいけそうですが、使う側の方が先に疲れると思います。
鞭の選び方
いろいろな種類がありますが、初心者にオススメな目安をご紹介します。
どんな鞭でも持ち手の短いものは使いにくいだけではなく力加減もしにくいため持ち手部分は十分に長いもの30センチぐらいあればOK。
素材は硬い素材の物は慣れてない人向きではありません。
柔らかい皮のものを選びましょう。
一本鞭の場合は長ければ長い程扱いが難しくなるので十分な練習が済むまでは短めの物を準備すると良いと思います。
鞭の使い方
鞭打ちといえば一本鞭を軽快に使って調教したいという方も見えるかもしれませんが、上ででも述べたように一本鞭は上級者ようの扱いが難しい鞭です。
まずはバラ鞭で使い方をマスターしてから一本鞭に進むのが一番の近道です。
どの鞭にしろ手首のスナップが重要となります。
バラ鞭では鞭を持つ手を回す様に相手を打ちます。
そして空いている手で打った後のバラバラした鞭先を収める。それの繰り返しです。
一本鞭ですが、よく勘違いされるのは相手の体に巻き付くように鞭を振るう行動。
あれは横から力強く打てば誰でも簡単にクルっと巻き付きます。
それでは鞭使いと言えません。
先端部分を体に当てるようにして使います。
また、一本鞭は引っ張ると壊れやすいため引っ張り厳禁です。
鞭打ちは痛みを伴うプレイなので、慣れていない方は最初は必ず一人で練習。
ソファーや机などを対象に見立てて音や当たり具合、距離感を掴んでください。
また実際に人に試す場合、初めは服の上から行いましょう。
いきなり素肌で試すのは力加減が掴めません。
服の上で当たり具合、加減の仕方を身に着けてください。
練習を重ね相手の様子を伺うことができるまで鞭打ちレベルが上がったら素肌で打ってみましょう。
初めは力を入れず優しく打つのが基本です。
鞭を扱うときの注意点
SM鞭基本道具のうち、バラ鞭→乗馬鞭→一本鞭の順で使う難しさが上がっていきます。
簡単だと言われるバラ鞭であっても実際に人に使う前には打つ練習をした方がいいですし、実際に自分で自分を打つ(見た目はカッコ悪いですが、実際の痛さを経験する)ことで相手への差しか減が分かってきます。