痴女に痴漢されてM男を経験した高校時代の体験談
自分がまだ高校生だったころ、池袋の学校まで電車通学をしていて、部活の朝練もあるためちょっと早い時間から電車に乗っていました。
いつも7時前には家を出て、7時半前の電車へ乗っていたのですが、その時間はちょうど通勤ラッシュで激込みする時間。
もう少し早く起きて家を出れば電車が混む時間を回避できたのですが、朝が弱かったのとズボラな性格のため、朝を改善することなく毎日毎日満員電車に揉まれながら登校する日々が続いていました。
夏も終わってだいぶ涼しくなってきた9月ごろ、満員電車の蒸し暑さや、人と密着して双方じんわりと汗ばんでくる気持ち悪さもある程度収まってきて多少は苦にならなくなった時期の通学時間に、アレは起きました。
最寄りの駅から電車に乗り込んで、各駅で大量に乗ってくる人の波でもみくちゃにされながらもケツに妙な感触が。
誰かのカバンか何かが触れたのかと考えようとしましたが、ケツの下から上へ撫でるような生々しい感触で、今まで満員電車に乗っている時には感じたことがなかったので違和感を覚えました。
そして乗る人が駅員さんに押し込まれて電車のドアが閉まり、人込みの動きも落ち着いて電車が発進した時、その反動で進行方向とは逆向きに客の体が斜めったと同時にまたあの感触がケツに。
その時点で痴漢だと確信しました。
おそらく、自分の後ろにいるキモいおっさんが自分を女と間違えて触ってるか、男が好きな男の人が触ったんだなと。
一瞬だけケツを撫でられただけでずっと触ってくる事はなかったのですが、どちらにしても知らない人だし男だし、気持ち悪くて腹も立ちましたが、いかんせんビビリなので声を上げる事もできず、
満員電車で身動きが取りづらい中なんとかカバンを後ろに回して来るかもしれない次の攻撃に備えました。
右手でつり革、左手でカバンをしっかりケツに押し当てて、次の駅まで揺られる事2,3分。
この時間は何事もなく過ぎていき、電車は停車駅で止まりました。
開くドアがちょうど自分の真正面側だったので、車内の奥の方に乗っているお客さんが降りるため、一度外へ出て道を開けます。
その時、いったいどんな勘違い野郎が俺のケツを触ったんだと探りを入れてみようと、振り返って車内を見ました。
もしかしたら、道を開けるために一度電車を降りた人の中に居たかもしれませんが。
自分の後ろに居て触れそうな人間をぱっと見で把握した感じでは、背の高い仕事が出来そうなおっさんとちょっと太めのおっさん、OL風の女性に、イヤホンで音楽を聴いている大学生っぽい兄ちゃん。
背の高いおっさんは何となく見た目がピシっとしてて清潔感を感じたのでこの人じゃないなと思いました。
イヤホンで音楽を聴いてる兄ちゃんはちょっとひ弱な印象を受けたので、痴漢なんてできる感じじゃない。
OL風の女性が痴漢するワケが無いなと思っていたので、ちょっと太めのおっさんを勝手に犯人だと思い込んでいました。
それから改めて車内へ入り、おっさんからは距離をとった配置に移動してその後は何事もなく池袋まで到着。
途中、何度かの停車駅で車内のお客さんも入れ替わり、自分が下車するときにはおっさんも居なくなっていました。
朝から気持ち悪い体験したなと気分も下がりつつ、学校へ到着。
友達と挨拶を交わして早々に、あの変態痴漢おっさんの事を話題に盛り上がりました。
そしてその日はいつも通りの学校生活を終えて帰宅。
帰りの電車もそこそこ混むので、またあのおっさん居たら最悪だなと感じながらも何事もなく帰れました。
翌日の金曜日。
この日もいつも通りの時間に電車に乗車。
乗ってからあのおっさんに勘違い痴漢された事を思い出し、またあのおっさん居たら気持ち悪いな、次触ってきたらどうしようかな、などと考えていました。
この時はまだ、女と間違われて痴漢されたから次は無いだろうという気持ちが大きかったし、車内にはあのおっさんも見当たらなかったので楽観的でした。
ところが、相変わらず鮨詰めな車内で揺られながら次の駅を目指す中、またあの生々しい感覚がケツに感じて思わずビクっと動揺し、咄嗟に昨日と同じくカバンでケツをガード。
緊張して心臓もバクバクなるし、冷や汗もえげつなかったです。
心を静めながら、昨日のおっさん居なかったじゃん!! じゃあ誰だよッ
などと叫んでいました。
次の駅に着いた時、これまた昨日と同様にいったん車外へ出たときに後ろに居ただろう人間を確認。
確かに昨日のおっさんはいません。
ハッキリと顔や雰囲気を覚えているワケではありませんでしたが、あの兄ちゃんも背の高いおっさんも居ません。
ただ一人、ちょうど自分の真後ろに位置する場所に、昨日見たOL風の女性が立っていました。