【SMプレイ開設】緊縛を楽しむなら絶対に縛ってはいけない場所と気を付けるポイント
SMといえば「緊縛」とイメージする人も多いほど、緊縛は最もポピュラーなSMプレイです。それだけに安易な気持ちで実行してしまう人も少なくないはずですが実はしっかりとした知識がないと危険な行為でもあるのです。
という事で、今回は緊縛する際に絶対に縛ってはいけない場所や緊縛を行う際に注意すべき事などを詳しく解説したいと思います。
縛るな危険!絶対に避けるべき場所
<首>
当たり前の事ですが、首を縛ると頸動脈が圧迫されたり、気道が塞がれてしまい脳へ酸素が供給されなくなったり呼吸ができなくなってしまいます。そうなると死に直結するので、首は絶対に縛らないようにしましょう。
緊縛写真を見ると亀甲縛りなどで首に縄がかかっているものを見かけるかもしれませんが、これは頸動脈や気管がある頸部の前方を絞め付けないように縄に余裕をもたせて調整してあります。
見よう見まねで行うと大事故に繋がりかねないので、こうした緊縛を行う場合は必ずやり方を十分に確認した上で実行するようにしましょう。
<足の付け根>
足の付け根には股関節があり、立ったり座ったり歩いたりと日常の動作で頻繁に使われる場所でもあります。そこを縄で縛って圧迫してしまうと、過剰な力が加わり負担がかかってしまいます。
その結果、股関節がずれたり変形したりなどして立ち座りや歩くたびに傷みを感じるようになる危険性もあるのです。さらには靴下を穿いたり、足の爪を切ったりする事も困難になってしまう可能性も。
このように、危険な緊縛方法により日常の動作が正常に行えなくなってしまうような事は絶対に避けましょう。
<脇>
脇にはたくさんのリンパが通っているので、ここを圧迫するとむくみが生じたりしやすくなるようです。
また、腕の付け根でもあるので、脇に縄をかけてここを支点に吊り上げるような事があると、体の重みに耐え切れず腕が脱臼しかねません。そもそも吊りは緊縛の知識と経験が豊富な上級者向けなので、緊縛に慣れていない人は安易に行うのはやめておきましょう。
<膝や肘の内側>
膝や肘の内側も強い力で縛り上げると危険です。試しに肘の内側を思いっきり指で押してみてください。骨に直接響くような痛みを感じるのではないでしょうか。
もしこの場所を緊縛してしまうと、このような痛みを長時間与えてしまう事になります。よく、マゾなら痛みに耐えるのが当然だと考える人もいますが、緊縛は痛みを与えるための行為ではありません。
膝や肘の内側には筋や腱が通っているので、これらを傷つけるような緊縛はやめましょう。
縛る際に気をつけるべき場所
<鎖骨>
後手縛りや菱縄縛りなど、鎖骨部分に縄が当たる緊縛方法は多くありますが、その時に気をつけたいのが縄の力加減です。
鎖骨部分は皮膚が薄く、骨が浮き出ているので骨に直接縄が当たり痛みを感じやすい場所でもあります。
長時間強い力で縄が当たっていると不快感を感じさせてしまいますし、縄が擦れて傷ができたり内出血を起こしてしまう事もあるので、鎖骨部分に縄が当たる場合はあまりキツく締め付けないようにしましょう。
<肋骨>
肋骨は骨の中でも衝撃に弱く、骨折しやすいものです。
縄で長時間肋骨を締め付けすぎると骨折してしまう可能性もあるため、鎖骨同様こちらも力加減には注意しましょう。
<みぞおち>
みぞおちは人体の急所でもあり、ダメージを負いやすい部分です。自分のみぞおちを手で力を込めて押してみてください。息苦しさや吐き気を催すはずです。
緊縛時にここを圧迫された状態が続くと、縛られる側の体調にも影響するので、縄がみぞおちにかかる場合はキツすぎないかどうか確認しながら縛っていくのがいいでしょう。